「文庫版 メタルカラーの時代」インデックス
山根一眞著「メタルカラーの時代」シリーズのインデックス。
小学館文庫版の「文庫版 メタルカラーの時代」をベースとする。
元々は「週刊ポスト」誌掲載の「ビジネス生モノ市場」「新マエストロ名匠列伝」を
再編集した単行本「メタルカラーの時代」シリーズ。
文庫版は単行本(ハードカバー版)を再構成・分冊化したもの。
「ハードカバー版」と「文庫版」の対応
- ハードカバー版「メタルカラーの時代」(1993/09)
- ハードカバー版「メタルカラーの時代・2」(1995/11)
インデックス
- 第1章 巨大世界の構築
天然ガス転換大部隊の地獄と人情 | 東京ガス |
石油タンク1000トンのゴミ掃除 | 宮田工業 |
ミリ精度で架けた4500トンの橋 | 横河メンテック |
巨大吊橋を支えるピアノ線の束 | 新日本製鐵 |
明石大橋・巨大主塔を2本立てる | 石川島播磨重工 |
明石大橋・世界最大海中土台の壮絶 | 本州四国連絡橋公団 |
明石大橋・これぞ人類最大の「穴」 | 大林組 |
水深50メートル,海底工事男たちの結束力 | 水中開発 |
世界最大,お化けクレーン船の力 | 寄神建設 |
土木に必須「基礎杭」の蒸し製造 | 三谷セキサン |
ダム崩壊防止のセメントカーテン | 日本基礎技術 |
- 第2章 情報社会の黎明
情報化社会を征した江戸の「弁柄」 | 戸田工業 |
磁性体塗布数万回で得た磁気テープ | TDK |
3.5インチ,フロッピーディスク開発譚 | ソニー |
ジャーナリスト絶賛,ワープロ環境 | シャープ |
キャスター兼ビジネスマンの国際性 | ソニー |
第1回日米衛星TV中継の現場譚 | 国際電信電話 |
通信衛星打ち上げ現場の冷たい汗 |
オムニトラックス(現モバイルメディアネット) |
TV局衛星ジャーナリストの時代 | フジテレビジョン |
先鋭的衛星工事屋が宇宙に見たもの | ハマーズ |
太平洋横断,光ケーブルを引く船旅 | 国際電信電話 |
- 第3章 環境時代の叡智
解明に200年,10万種の日本昆虫 | 東京動物園協会 |
日本桜ソメイヨシノはエッチな美女 | 神代植物公園 |
ログハウスの森林資源有効利用論 | フォレストエンジニアス |
- 第1章 交通と電力の支柱
100万ボルト送電線の空中恐怖工事 | 山加電業 |
断崖に建てる環境時代の送電鉄塔 | 東和電気工事 |
送電線を津軽の海底に敷いた船団 | フジクラ |
都心の「ジャンボ・ジェット」発電所 | 石川島播磨重工 |
離着陸23万回を実現の羽田新空港 | 運輸省第二港湾建設局 |
ヘドロを埋め立てた羽田の新空港 | 東亜建設工業 |
沈下地盤摘み上げ仕掛けの駐機場 | ピー・エス |
ジャッキで上げた格納庫巨大屋根 | 鹿島建設 |
「赤信号不要」という「信号機」論 | 日本信号 |
首都高速,慢性渋滞の事情と解決 | 首都高速道路公団 |
- 第2章 モノ作りの離れ技
ビルも切れるマッハ2.3の水刃 | スギノマシン |
「絶対に破れない」金庫扉の大秘密 | 熊平製作所 |
「日銀金庫も破った」爆破の大秘密 | カコー |
微小ネジ6000種を同時生産 | 福井鋲螺 |
8センチCDに百科事典も詰める時代 | ソニー |
うどん技で開発したセラミックばね | 日本発条 |
「しんかい2000」のアクリル窓 | 三菱レイヨン |
時速20キロの高速「書籍」生産時代 | 凸版印刷 |
古紙回収業者が見た価値観の変化 | 京葉資源センター |
世界記録続出,競技場トラック開発 | 日本体育施設 |
東京ドームの巨大「膜屋根」技術 | 太陽工業 |
- 第3章 情報先端人の熱
電脳建築家が嘗めた日米摩擦の苦水 | 東京大学 |
同時通訳者の「脳の体力」訓練法 | サイマル・インターナショナル |
乱闘国会も記録した速記者の指先 | 衆議院記録部 |
湾岸戦争解説ジャーナリストの人生 | 日本放送協会 |
- 第1章 電線と鉄路の開拓者
英仏海峡トンネルを掘った日本人 | 川崎重工業 |
深夜3000人の新幹線保線仕事 | 日本機械保線 |
世界一周リニア極超特急鉄道の夢 | テクノバ |
営団地下鉄の3線相互乗り入れ技 | 帝都高速度交通営団 |
新幹線パンタグラフの日陰の努力 | 東洋電機製造/東海旅客鉄道 |
自動掘削マシンで掘る都心地下鉄 | 帝都高速度交通営団 |
455メートルアンテナ鉄塔の超精密度 | 海上保安庁 |
耐荷重3500トン空前の巨大碍子 | 大トー |
秒速2メートルで切符を読む自動改札機 | オムロン |
世界最高速エレベータの乗り心地 | 三菱電機 |
- 第2章 モノ作りの熱き発想
驚愕,高精度CDレンズの生産努力 | コニカ |
魂の世界で生産,ダイヤ神秘工具 | 大阪ダイヤモンド工業 |
1センチ角にレンズ200万個ビデオの眼 | ソニー |
「いちごゼリー」で発想した緩衝材 | シーゲル |
毛利さんが宇宙へ運んだ卵の成果 | 昭和大学 |
「待てる時間4秒」日本人の自販機 | 三洋電機 |
地下1000メートル天文台の「眼」 | 浜松ホトニクス |
家一軒0.4ミリ角で手描きの地図 | 国土地理院 |
「なぜつくか」いまだ未解明の接着剤 | コニシ |
パリ〜ダカを激走した貨物用自動車 | 日野自動車工業 |
- 第3章 環境と国際時代の指針
海の熱帯雨林,サンゴ礁とCO2の問題 |
通産省工業技術院地質研究所 |
人喰い鮫の出没と海洋浄化の関係式 | 愛媛大学 |
世界最強,海難救助隊の男意気 | 海上保安庁 |
デトロイト型からトスカーナ型経済へ | 泉眞也 |
- 第1章 復興の祈りと満ちる力
神戸だからこそ期待したい[大震災の復興力] | 東京海上研究所 |
大震災で緊急停止[1300℃の高炉]蘇りの日 | 神戸製鋼所 |
震災日に[明石海峡大橋]頂上まで空中徒歩点検 |
本州四国連絡橋公団 |
[震災復興委員会]が語る神戸蘇生への思想 | 東京海上研究所 |
- 第2章 遊び心からの工業経済
録音機からVTRまで[AV機器]を生んだ指 | ソニー |
世界一の名声を得た[ラジコンヘリコプター] | ヒロボー |
精密センサ会社が開発の[超小型ヘリコプター] | キーエンス |
世界最小の[市販ロボット]ムッシュ君の誕生 | セイコーエプソン |
- 第3章 エネルギーこそわが人生
海底の下6000メートルを試掘する[海底油田探査] | 日本海洋掘削 |
東京で300キロメートル[地中送電線]建設の涙物語 | 東京電力 |
半導体より繊細な[50万ボルト地中送電線]の製造法 |
古河電気工業 |
原発並み出力で猛回転50年無休の[水力発電機] | 東芝 |
21世紀の発電装置[燃料電池]はわがままな淑女 |
富士電機総合研究所 |
わが家の屋根で売電まで可能の[太陽電池]の進化 | 三洋電機 |
[ニッケル水素電池]の実現をもたらした新合金 | 三洋電機 |
たった1回の実験で成功[リチウムイオン電池] | ソニー |
- 第4章 未踏世界への重い疼き
欧州文化の極み「本の美術家」の[古書修復法] |
アトリエ・ド・クレ |
[天然痘根絶部隊]の知恵と根気の泥まみれ作戦 |
国際保健医療センター |
「卵泥棒」の冤罪も晴らす[恐竜研究]の醍醐味 | 小島郁生 |
「原初の風景」を求めた人類初の[南極一周撮影] | 白川義員 |
- 第1章 精密という名の文化
史上最小の道具[LSI検査針]実現の頭と手 | 清田製作所 |
携帯電話にも不可欠[極小穴メッキ技術]の努力 | 上村工業 |
日本製[プラモデル]を世界一にした熱い時代 | 童友社 |
宇宙でもっとも丸い人工物[ベアリング]製造の忍耐 | 日本精工 |
超小型8ミリビデオを支えた[世界最小ベルト] | バンドー化学 |
- 第2章 知られざる知恵と技
何を見ているか機械が見る[瞳位置検出カメラ] | キヤノン |
1トンの力でも壊れぬ[ファスナー]に隠された技 | YKK |
史上最強の必須人工素材[炭素繊維]壮絶開発 | 東レ |
[食品保存ラップ]のヒットのもとは小さな工夫 | 呉羽化学工業 |
摩訶不思議な構造[缶ビールのタブ]の導入技術 |
三菱マテリアル |
きれいな空の実現[硫酸ポンプと排脱循環ポンプ] |
松田ポンプエンジニアリング |
- 第3章 海と陸の道の懐柔
アラブの都市も採用の[海水淡水化装置]の誇り | 三菱重工業 |
海水淡水化装置[逆浸透膜]という別なる高技術 | 東レ |
マイナス162℃[液化天然ガス運搬船]の設計 | 石川島播磨重工業 |
液化天然ガス[20万キロリットル地下タンク]建設の迫力 | 鹿島 |
途上国向け[船外機]市場開拓軍団の開発パワー | ヤマハ発動機 |
理想の[自動車タイヤ]を求めて今も進む長い道 | ブリヂストン |
ここまできた[アスファルト舗装]の繊細レシピ | 日本道路 |
- 第4章 計画と作戦の妙
一晩で完了[新羽田空港引越し]史上最大の作戦 | 運輸省 |
1ページ15分の1秒で刷る[新聞印刷]の職人技 | 東日印刷 |
都市ビルに巣喰う[ネズミ駆除]のハイテク部隊 | イカリ消毒 |
コメ不足の一因[コシヒカリ]の淫乱と虚弱体質 | 小野寺義幸 |
製紙企業が目指す[森林育成]のコツは名仲人 | 新王子製紙 |
[アナログ・デジタル]命名者が挑む古代時計復元 | 精工舎 |