「文庫版 メタルカラーの時代」インデックス

 山根一眞著「メタルカラーの時代」シリーズのインデックス。 小学館文庫版の「文庫版 メタルカラーの時代」をベースとする。 元々は「週刊ポスト」誌掲載の「ビジネス生モノ市場」「新マエストロ名匠列伝」を 再編集した単行本「メタルカラーの時代」シリーズ。 文庫版は単行本(ハードカバー版)を再構成・分冊化したもの。

「ハードカバー版」と「文庫版」の対応

インデックス

「文庫版メタルカラーの時代・1」

第1章 巨大世界の構築
天然ガス転換大部隊の地獄と人情 東京ガス
石油タンク1000トンのゴミ掃除 宮田工業
ミリ精度で架けた4500トンの橋 横河メンテック
巨大吊橋を支えるピアノ線の束 新日本製鐵
明石大橋・巨大主塔を2本立てる 石川島播磨重工
明石大橋・世界最大海中土台の壮絶 本州四国連絡橋公団
明石大橋・これぞ人類最大の「穴」 大林組
水深50メートル,海底工事男たちの結束力 水中開発
世界最大,お化けクレーン船の力 寄神建設
土木に必須「基礎杭」の蒸し製造 三谷セキサン
ダム崩壊防止のセメントカーテン 日本基礎技術
第2章 情報社会の黎明
情報化社会を征した江戸の「弁柄」 戸田工業
磁性体塗布数万回で得た磁気テープ TDK
3.5インチ,フロッピーディスク開発譚 ソニー
ジャーナリスト絶賛,ワープロ環境 シャープ
キャスター兼ビジネスマンの国際性 ソニー
第1回日米衛星TV中継の現場譚 国際電信電話
通信衛星打ち上げ現場の冷たい汗 オムニトラックス(現モバイルメディアネット)
TV局衛星ジャーナリストの時代 フジテレビジョン
先鋭的衛星工事屋が宇宙に見たもの ハマーズ
太平洋横断,光ケーブルを引く船旅 国際電信電話
第3章 環境時代の叡智
解明に200年,10万種の日本昆虫 東京動物園協会
日本桜ソメイヨシノはエッチな美女 神代植物公園
ログハウスの森林資源有効利用論 フォレストエンジニアス

「文庫版メタルカラーの時代・2」

第1章 交通と電力の支柱
100万ボルト送電線の空中恐怖工事 山加電業
断崖に建てる環境時代の送電鉄塔 東和電気工事
送電線を津軽の海底に敷いた船団 フジクラ
都心の「ジャンボ・ジェット」発電所 石川島播磨重工
離着陸23万回を実現の羽田新空港 運輸省第二港湾建設局
ヘドロを埋め立てた羽田の新空港 東亜建設工業
沈下地盤摘み上げ仕掛けの駐機場 ピー・エス
ジャッキで上げた格納庫巨大屋根 鹿島建設
「赤信号不要」という「信号機」論 日本信号
首都高速,慢性渋滞の事情と解決 首都高速道路公団
第2章 モノ作りの離れ技
ビルも切れるマッハ2.3の水刃 スギノマシン
「絶対に破れない」金庫扉の大秘密 熊平製作所
「日銀金庫も破った」爆破の大秘密 カコー
微小ネジ6000種を同時生産 福井鋲螺
8センチCDに百科事典も詰める時代 ソニー
うどん技で開発したセラミックばね 日本発条
「しんかい2000」のアクリル窓 三菱レイヨン
時速20キロの高速「書籍」生産時代 凸版印刷
古紙回収業者が見た価値観の変化 京葉資源センター
世界記録続出,競技場トラック開発 日本体育施設
東京ドームの巨大「膜屋根」技術 太陽工業
第3章 情報先端人の熱
電脳建築家が嘗めた日米摩擦の苦水 東京大学
同時通訳者の「脳の体力」訓練法 サイマル・インターナショナル
乱闘国会も記録した速記者の指先 衆議院記録部
湾岸戦争解説ジャーナリストの人生 日本放送協会

「文庫版メタルカラーの時代・3」

第1章 電線と鉄路の開拓者
英仏海峡トンネルを掘った日本人 川崎重工業
深夜3000人の新幹線保線仕事 日本機械保線
世界一周リニア極超特急鉄道の夢 テクノバ
営団地下鉄の3線相互乗り入れ技 帝都高速度交通営団
新幹線パンタグラフの日陰の努力 東洋電機製造/東海旅客鉄道
自動掘削マシンで掘る都心地下鉄 帝都高速度交通営団
455メートルアンテナ鉄塔の超精密度 海上保安庁
耐荷重3500トン空前の巨大碍子 大トー
秒速2メートルで切符を読む自動改札機 オムロン
世界最高速エレベータの乗り心地 三菱電機
第2章 モノ作りの熱き発想
驚愕,高精度CDレンズの生産努力 コニカ
魂の世界で生産,ダイヤ神秘工具 大阪ダイヤモンド工業
1センチ角にレンズ200万個ビデオの眼 ソニー
「いちごゼリー」で発想した緩衝材 シーゲル
毛利さんが宇宙へ運んだ卵の成果 昭和大学
「待てる時間4秒」日本人の自販機 三洋電機
地下1000メートル天文台の「眼」 浜松ホトニクス
家一軒0.4ミリ角で手描きの地図 国土地理院
「なぜつくか」いまだ未解明の接着剤 コニシ
パリ〜ダカを激走した貨物用自動車 日野自動車工業
第3章 環境と国際時代の指針
海の熱帯雨林,サンゴ礁とCO2の問題 通産省工業技術院地質研究所
人喰い鮫の出没と海洋浄化の関係式 愛媛大学
世界最強,海難救助隊の男意気 海上保安庁
デトロイト型からトスカーナ型経済へ 泉眞也

「文庫版メタルカラーの時代・4」

第1章 復興の祈りと満ちる力
神戸だからこそ期待したい[大震災の復興力] 東京海上研究所
大震災で緊急停止[1300℃の高炉]蘇りの日 神戸製鋼所
震災日に[明石海峡大橋]頂上まで空中徒歩点検 本州四国連絡橋公団
[震災復興委員会]が語る神戸蘇生への思想 東京海上研究所
第2章 遊び心からの工業経済
録音機からVTRまで[AV機器]を生んだ指 ソニー
世界一の名声を得た[ラジコンヘリコプター] ヒロボー
精密センサ会社が開発の[超小型ヘリコプター] キーエンス
世界最小の[市販ロボット]ムッシュ君の誕生 セイコーエプソン
第3章 エネルギーこそわが人生
海底の下6000メートルを試掘する[海底油田探査] 日本海洋掘削
東京で300キロメートル[地中送電線]建設の涙物語 東京電力
半導体より繊細な[50万ボルト地中送電線]の製造法 古河電気工業
原発並み出力で猛回転50年無休の[水力発電機] 東芝
21世紀の発電装置[燃料電池]はわがままな淑女 富士電機総合研究所
わが家の屋根で売電まで可能の[太陽電池]の進化 三洋電機
[ニッケル水素電池]の実現をもたらした新合金 三洋電機
たった1回の実験で成功[リチウムイオン電池] ソニー
第4章 未踏世界への重い疼き
欧州文化の極み「本の美術家」の[古書修復法] アトリエ・ド・クレ
[天然痘根絶部隊]の知恵と根気の泥まみれ作戦 国際保健医療センター
「卵泥棒」の冤罪も晴らす[恐竜研究]の醍醐味 小島郁生
「原初の風景」を求めた人類初の[南極一周撮影] 白川義員

「文庫版メタルカラーの時代・5」

第1章 精密という名の文化
史上最小の道具[LSI検査針]実現の頭と手 清田製作所
携帯電話にも不可欠[極小穴メッキ技術]の努力 上村工業
日本製[プラモデル]を世界一にした熱い時代 童友社
宇宙でもっとも丸い人工物[ベアリング]製造の忍耐 日本精工
超小型8ミリビデオを支えた[世界最小ベルト] バンドー化学
第2章 知られざる知恵と技
何を見ているか機械が見る[瞳位置検出カメラ] キヤノン
1トンの力でも壊れぬ[ファスナー]に隠された技 YKK
史上最強の必須人工素材[炭素繊維]壮絶開発 東レ
[食品保存ラップ]のヒットのもとは小さな工夫 呉羽化学工業
摩訶不思議な構造[缶ビールのタブ]の導入技術 三菱マテリアル
きれいな空の実現[硫酸ポンプと排脱循環ポンプ] 松田ポンプエンジニアリング
第3章 海と陸の道の懐柔
アラブの都市も採用の[海水淡水化装置]の誇り 三菱重工業
海水淡水化装置[逆浸透膜]という別なる高技術 東レ
マイナス162℃[液化天然ガス運搬船]の設計 石川島播磨重工業
液化天然ガス[20万キロリットル地下タンク]建設の迫力 鹿島
途上国向け[船外機]市場開拓軍団の開発パワー ヤマハ発動機
理想の[自動車タイヤ]を求めて今も進む長い道 ブリヂストン
ここまできた[アスファルト舗装]の繊細レシピ 日本道路
第4章 計画と作戦の妙
一晩で完了[新羽田空港引越し]史上最大の作戦 運輸省
1ページ15分の1秒で刷る[新聞印刷]の職人技 東日印刷
都市ビルに巣喰う[ネズミ駆除]のハイテク部隊 イカリ消毒
コメ不足の一因[コシヒカリ]の淫乱と虚弱体質 小野寺義幸
製紙企業が目指す[森林育成]のコツは名仲人 新王子製紙
[アナログ・デジタル]命名者が挑む古代時計復元 精工舎